'99彩の国さいたまマラソン
平成11年2月7日(日)、埼玉・上尾市他において、’99彩の国さいたまマラソンが開催されました。
今日は朝からよい天気。朝6時に家を出て、しばらく電車に揺られているうちに夜が明けてきました。どうやら快晴のようです。前回の千葉マリンマラソンとは大違いで、思わずニンマリ。でもこないだからちょっと走るとすぐに左ひざが痛くなる(なまけ病?)ので、それだけが心配の種です。
午前8時(出発40分前)に現地入り。確か去年は風がやたらに強くて閉口しましたが、今回はそれほど風も強くなく、しかも比較的暖かい!記録を出すには絶好のコンディション…とは真面目な人のハナシ(汗)。僕は再来週の青梅マラソン(30km)のことをつらつら考えながら、まあ30kmまでは走ろう、などとのんきに構えていました。あと、去年のこの大会は32〜33km地点で収容車に乗ってしまったので、それより少しでも遠くに行こう、と(あとでそれはホントになった)。今回は初の試みとして、ウエストポーチにチョコやらスポーツ系のゼリーやらを詰め込んで、それをつけて走ることにしました。思ったよりジャマにならないけど、ファスナーがちゃらちゃらうるさいなぁ。。。
8時40分、号砲一声、スタート!何しろ陸連登録者、一般参加合わせて5,000人弱という参加人数だから、広いところに出るまでは徒歩(!)です。僕なんか後ろの方にちょろっと並んだので、まずスタート地点を越えるのに35秒かかりました(汗)。このわずかな時間があとで決定的な役割を演ずることになろうとは、もちろんこのときは知るよしもありませんでした。
目標は、「行けるところまでキロ5分台で行こう」でした。それでも最初のうちは前後左右に人、人、人で、好き勝手に走ることもままなりません。しばらくは商店街の中を、のんびりと走って行きます。20分くらい走って、ようやく人と人との間にすき間ができてきました。
以後のタイム経過…
5キロ 26分43秒
10キロ 51分20秒
15キロ 1時間16分53秒
20キロ 1時間42分53秒
そして中間点は、1時間49分08秒で通過。何しろ前回の浦和ハーフマラソンでは1時間46分かかってゴールしているので、まずまずのペースです。給水地点(おおよそ3〜4キロに1箇所ある)では必ず立ち止まって水を飲むようにしていたのでなおさらでした。
んが!やはりその後、疲れ、痛み、その他もろもろが一気にやってきました。20〜25キロを30分22秒、次の30キロまでは36分35秒かかって、ほとんどへろへろ状態。これがマラソン大会だと知らないで人が見たら、さぞかし奇妙な光景でしょう。30キロを超えて、ついに歩くようになってしまいました。足が上がらなくなっていて、ほとんどすり足のようです。給水地点にたどり着くたびにひざの屈伸運動をしますが、もうロコツに潤滑油が切れてギシギシ言っている状況がありあり。あーあ、なんでこんな思いしてまで走って(歩いて?)いるんだろ。
35キロ地点ではすでに3時間34分03秒。さっき左側の空き地に収容車のバスが止まってたし、白バイがやたらに隣りを走り抜けていくし、もうやめちゃおうかな。でも最後のあがきで少しだけ駆け足してみるか。…と、おお?意外にまだ走れるじゃないか。ずっとてくてく歩いていたので、それなりに体力が戻ってきたようです。ま、走るって言っても、つんのめるようなへんてこりんな走り方ですけど、この際ぜいたく言っちゃいけません(何が?)。この分なら時間内完走は無理でも、ゴール地点まではたどり着けるかな、と思い始めた矢先のこと。。。
「あと2分で関門を閉めまーす!!」なんて声が風に乗って向こうの方から。
え??そうか最終関門か。何キロ地点だったっけ?閉鎖の時間は?まあこの際どうでもいいそんなことは。あと2分、あと2分。急がなきゃ。
「あと1分、あそこの白い看板のところまで行けば大丈夫でーす!」とまた声がする。
白い看板!?どこの看板だ。あ、これか。「あと5キロ」ふぅ、なんだ、楽勝じゃん。いや、これは赤い看板だ。白いの、白いの、…あったぁ!はるかかなたに(涙)。時計の電光掲示板が無情な時を刻んでいるのも見える。ちきしょう。最初から完走しようと思ってたわけじゃないが、ここまで来てリタイアは癪だぞ。急げ、急げ。お、なんでここへ来てこんなにスピードを出せるんだ僕の足。これなら最初からもっと真面目に走ってりゃよかったじゃないか。まるで10キロレースのラストスパート並の速さだ。いや、感心してる場合じゃない。あと15秒だってよ。
#ありゃ?そういえば僕って、スタート地点通過するまでに35秒もかかったんだ。それを一律に切ってしまうのは、ちいとばかり不公平じゃないか?たとえば今隣りで一所懸命走っている人は、ひょっとしたら僕よりずっと前の位置からスタートしてたかもしれないじゃないか。これはひどいぞ。情状酌量の余地が…「あと5びょおぉぉ〜!」
ああ、もう無理だ。。。レベルは全然違うけど、箱根駅伝で中継地点を目の前にしながら繰り上げスタートされてしまったランナーの気持ちはこうなのかぁ!(すごく不遜)それにしてもこのスパート、僕の足のどこにこんな力が残っていたんだろ?さっき道端でおばさんがくれたバナナのお陰かも。。。ブッブー!
−−−GAME OVER−−−
この最終関門、あとで見たら37.4キロ地点、閉鎖時間は3時間50分でした。僕がそこに駆け込んだのは3時間50分05秒…(涙)。おそらく「最終関門通過できなかった人グランプリ」をやったら確実に表彰台ゲットでしょう(汗)。かくして僕のマラソンは終わったのです。そこから乗り込んだ収容バスは、何となく敗残兵の輸送列車って雰囲気で、時々まだ走り続けている人たちを追い抜くたび、関門を無事通過して最後の追い込みに入ったそのランナー達が、すごく輝いて見えたのでした。
そして足は大変なことに…(笑)。まず歩く速さが通常の半分になりました。そして階段の上りで「いてててっ」。それはまだいいのですが、下りが何しろツライ。手すりを命綱とばかりに握り締め、一段ずつヨチヨチと、まるでペンギンのようです。あーあ、42キロマトモに走ろうと思ったら、まずこの体重をどうにかしなくちゃ。でも今日はビールいっぱい飲んじゃうもんね(反省の色ナシ!!)。。。