RECARO・フロントシート交換

 インプレッサWRXには、標準でヘッドレスト一体型のセミバケットシートがついています。これは、巷では出来がいいと評判のシートで、事実僕もこのシートの良好なホールド性は気に入っていたのですが、やはり寄る年波か?長時間ぶっ続けでクルマを運転していると、腰が痛くなる(もしくは凝る?)ようになってしまいました。クルマを停めて外に出たとき、腰に手を当てて「よっこいしょっと」って伸びをする、あの感覚。昔はこんなことなかったんだけどなぁ。。。って、おまえ一体何歳だ??

 そこで出会ったのがご存じレカロ。もともとその存在は知っていましたし(そりゃ有名ですから)、周りにもレカロを装着している人たちは数々ありましたが、価格がやたらに高いこともあって、「わざわざ着いているものを外してまで交換するなんて、ねぇ」という感覚でした。

 が、あるとき(IIEAの西東京オフミ)、ある方(けんけんさん)のクルマに装着されたレカロ(SR−2でした)に座らせていただいたとき、何故だか突然「おお!これはいい!」と思ってしまったのです。それまでも何回か、レカロのシートに座る機会はあったんですけどね。で、周囲のレカロシート愛好家達に訊いてみると、異口同音に「価格は高いが、それだけの価値は絶対にある」と。果然、レカロシート購入の機運が高まってきたのです。

 さて、レカロといっても色々な種類があります。最初に考えていたのは「SR−4」というモデル。まず「レカロ」といわれて90%くらいの人がこの形を思い浮かべるのではないか(本当か?)という、定番モデルです。これのちょっと古い型、SR−3というやつは、オートバックス等の量販店でもよく見かけます。そしてもう一つが、SPORTシリーズの廉価版、SP−JJというモデル。こちらはSRシリーズより多少コンフォート寄りに振ったモデルで、電動リクライニングやシートヒーター等を備えた豪華版もあります。

 で、この2つを多摩ニュータウンにある「D−jac」という店で座り比べて、結局SP−JJの方を買うことにしました。色は黒。もちろん正規輸入品です。さすがに助手席まで一気に交換してしまうほどの財力はありませんでした。ていうか、運転席だけでもすでにローンなんですけどね(涙)。

 意外とシックな黒。助手席の純正シートの方が派手に見えます。外した純正運転席は、CLUB六連星のN川さんのレガシィに装着してもらうことにしました。
 このシートには、手動式のエアランバーサポートがついています。丸く見えるのがポンプ。その左側にあるスイッチを押すとエアが抜けます。
 そのエアランバーサポート、実は高さが変えられます。上の写真はシート背面ですが、右側に見えるべろみたいなのを引っ張ってプラスチックのフックを外し、すき間から前へ押しやるようにします。  こちらはシート前側。後ろから持ってきたプラスチックのフックもろとも背もたれの布きれ、ウレタンをめくりあげると、奥に長方形の封筒みたいなエアバッグ?が現れます。これはマジックテープでとまっているだけなので、上下に調節することができます。
 ちなみにシートの取りつけ高さは、3段階に調整できるようです。現段階では写真のように、一番高いポジションに固定しています。おかげで視界は良好!以前よりボディ左側の見切りがよくなったような気がします。でもスポーツ度はちょっとダウン!?  そして非常に貴重だといわれている?レカロオリジナルのステッカー。シートを購入したときに1枚だけついてきて、あとは泣いて頼んでももらえないとか!?色は白文字と黒文字があるそうです。

[考察]

 さて、レカロに換装しての感想ですが(きゃぁぁ〜)。。。

・サイドサポートは純正シートの方が上かな
 これはたまに助手席に座ってみるとわかります。えらいタイトだな、なんて思います(^^;)。もっともこれは先刻承知、サポート性を求めるならSR−4の方を選ぶべきでしょう。何しろ我がデメキン号のコンセプトはお気楽ワゴンですからOK、OK。

・振動を吸収している?
 座面は結構硬めな印象。しかし走り出してみると、これが快適です。ダンパー換えたか?と思うくらい(大げさ)、不整路面の振動をうまく丸めてくれます(路面のインフォメーションが伝わらなくなったわけではない)。おかげで、今までおっかなびっくり通過していた工事中のところも、豪快に走り抜けるようになりました(おいおい)。

・姿勢の変化が少なくなった
 僕は背が低いこともあって、結構立ち気味のポジションで運転しています(背もたれ寝かすと、前が見えないし、ハンドルに手が届かん(^^;))。それでも純正シートの時は、走り始めはちゃんと腰をシートの一番奥につけて「人車一体!」なポジションをとっているのに、いつの間にか(無意識に)腰が前にずれて、時々思い出したように座り直すことが常でした。それが今では、乗り込んだときの姿勢がずっと維持できるようになりました。これはヒップポイントが上がったのも関係してるのかな?多分座った形を横から見たら、腰の角度が前より大きくなっているんじゃないかな?

・視界は良好!
 シート取りつけ位置を一番上にしてもらったこともあって、視界は極めて良好です。どのくらい上かというと、サンバイザーを倒すとぎりぎり頭をかすめるくらいのところです。気分は「ひとりグランドワゴン状態」、身長175cm以上の人はチト辛いかも。でも僕にとっては、見晴らしがいいし、窓枠に無理なくひじがつけるし、左側の見切りも良くなったような気がするし、メリットいっぱいです。でも、一般的には邪道なんだろうな>シートのハイポジション化。「D−jac」の人にも、なるべく高い位置につけてくれって言われたのは初めてだ、と言われました。普通は、いかに低いポジションにつけるかで苦労するみたいですね。

・ランバーサポート、めったに使わんぞ
 上の写真でも紹介したエアランバーサポート、さっそく使ってみましたが、結果はうーむ。。。でした。別に使えないわけではなく、ランバーサポートなんぞなくても充分快適なのです。強いて言えば、長時間運転しっぱなしなときに、気分転換的にぷしゅぷしゅやって腰の部分を膨らませてみる、というくらいです(これが結構気持ち良かったりする)。で、しばらくたったらボタンを押して空気を抜く、と。前車のソアラでは、シートポジションを決めるのにランバーサポートを使っていましたが(^^;)、そもそもの使用目的が違うんでしょうね。

・背中が暑い(汗)←文字通り
 ホールド性良好、姿勢変化も少ない、快適に長時間走れる…となれば、背中が思いっきり汗をかきます。純正シートの時もかなり汗かきましたけどね。僕は時々、真夏の窓全開エアコンオフ走行なんてのをやったりするので、なおさらです。実はこのシートには上級グレード(SP−JC)があって、それには「レカロヴェント」という機能がついています。これは、シートの座面と背面にファンがついていて、スイッチを入れるとそのファンが回ってシートにこもった水蒸気を排出してくれる、という優れモノ。わざわざシート裏地にゴアテックスまで奢っています。結局、シートヒーターやら電動リクライニングやらは不必要という考えから、このグレードは購入しませんでしたが、この「レカロヴェント」だけは欲しかったなぁ。
 でも、こないだ発見!JJでも基本的な造りは同じですから、空気抜きの穴やダクトなんかはJC仕様と同じようについています。されば、パソコン用の冷却ファンなんぞ買ってきて、「にせレカロヴェント」が作れるのではないか?そのうちチャレンジしてみようと思います。


 と、いろいろ書いてきましたが、そのどれよりも体感できたのは、

クルマを停めて外に出たとき、腰に手を当てて「よっこいしょっと」って伸びをする、あの感覚

…がきれいさっぱりなくなったっていうことでした。(^^)これからも気づいたことがあったら加筆して行こうと思います。


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